2008年10月29日

弥生台で上海戦 −映画レビュー「5 DAYS WAR」ー

先日は久々の井岡山ゲーム予定だったのだが、またまた又例によって朝方の雨。
もう今年も残り少ないと言うのに、あと何回井岡山に行けるだろうか。
という事で、行軍途中で転進し昼ちょっと前に帰宅したので、この時間を利用して前から気になっていたDVDを見た。これが思いの外面白かったので、今回はこれをちょっと紹介してみる。

※例によってネタバレ多数あります。嫌いな人はこっから下は読まない事をお勧めします。

「第一次大戦」と聞くと、野っ原に塹壕掘って両軍立てこもり、で横隊突撃とかしては鉄条網に引っかかって機関銃の餌食というお約束パターンを想像するが、この映画はちょっと毛色が違った。
我が人参軍ゲームに精通せる読者向けにわかりやすく説明するなら、「弥生台フィールドで上海事変でGO!レギュレーション」のゲーム、である。
塹壕が無い斜面の森林地帯で双方肉薄してのボルトアクション戦、といえばわかるだろうか。
レギュレーション次第ではアウトドア戦でもこんな展開になるだろうなーというのは2度に亘る上海戦の経験から容易に想像がつく。
(あ、ソ満戦もちょっと近かったかも)

大まかなストーリーとしては、アメリカ軍のある部隊がバカな将軍の命令で無謀な攻撃を行い、目標地点(山の中なんですけど・・・)は奪取したもののドイツ軍に包囲され、補給も連絡(伝書鳩による一方方向の連絡だけは可能)も途絶えた中で5日間意地を張り続ける、というもの。
我輩がタイトルを付けるとしたら「ヤンキーの5日間戦争」とでもなるだろうか。でもコレ、本当の戦争ですから。敵は先生とか駐在さんとかではなく、ドイツ正規軍相手の。

予想以上に戦闘シーンがとにかく多い。普段チャラチャラしたお涙頂戴シーンは早回ししてしまう私でも後半はほとんど素で見ていた位だ。
ご存知の様に当時の主力兵器といえばボルトアクションライフル。陣地戦でなければ重機関銃は出てこないので、全自動火器といえば軽機なのだが劇中ではフランス製のショーシャが何丁か出てくるだけだ。
この為、頑張る自動火器といえばコルトM1911A1のみ、なのだがこれが見せ場が結構あって良い。
ちゃんと8発(7発+チャンバー内だろう)撃ったらオープンストップなんてシーンも出て来た(何発撃つ気だろうとカウントしながらちょっとドキドキしたけどね)。
個人的には東京マ●イがタイアップしたらブローバックガバの売れ行きに影響を与えるんじゃないかと強く感じた。だって我輩も欲しくなったモン。
ワンスアンドフォーエバーでもガバだけで頑張る上級軍曹がいたが、拳銃の活躍ぶりはこっちの方が上じゃないかと思うぞ。

ワンス・アンド・フォーエバーといえば、アレよろしく誤爆(誤砲撃)で味方の被害出まくりというシーンもある。

「冬戦争」では伝説の対戦車兵(火炎瓶攻撃でT−26を撃破した後、自分の着ている冬季迷彩服に引火した火でタバコを付けて高笑いする奴)がいたが、本作でも強者がいた。
「背中に帽子掛け」オジサンである(詳細は見てのお楽しみ)。

ドイツ軍もただ手をこまねいているばかりではなく、捕虜を懐柔しようとしたり(この米軍中尉の意地張りっぷりが泣かせる。しかもなんかゲーマーでいそうな顔してるし)、降伏勧告を行ったり(部隊指揮官でもある少佐が自筆の手紙を渡すが、言下に拒否!)、「特殊部隊」を送り込んだり(当時なので「突撃兵(シュトルムトルッペン)」が出てくるのか?或いはブランデンブルク師団もどきの敵軍偽装兵でも出るのか?と期待したのだが何てことはない火炎放射器でした)、とあの手この手で攻めては来るのだが、ろくに食料もなく弾も各員数発のみ、というこの部隊を攻め倦んでしまう。

ま、第二次大戦時の日本軍は各地でこんな戦闘を「米軍相手に」強いられていた訳で、それを考えると米軍だけがすごいとは全然思わないのだが・・・

どうして待機中にタコツボ掘らないの?とか、どうしてドイツ軍の攻撃が来ると自分達も前進しちゃうの?とか、弾がないならその辺に転がっている敵兵から銃と弾をかき集めて使ったら?とかいろいろと疑問はあるが、まあきっと第一次大戦ではそういう戦術は確立されていなかったんだろう(という事にしておこう。だって指揮官は弁護士だし・・・)。

とにもかくにも、ボルトアクション同士の戦闘を堪能したければお勧めだ。
posted by 紅中兵 at 00:04| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 書評・映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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