2011年09月03日

紅の匣子槍後編「狼叫」レビュー

前々回にちょっと触れた紅の匣子槍後編「狼叫」だが、ブログがきっかけで既に購入済の我軍同志よりお借りする事となり、ついに読む事が出来た。
前回同様、いや前回以上に波乱に富んだ中々の展開、こちらも一気に読んでハイライトを再読してしまった次第。
また、表紙絵も良いんだよねー。まあ読んだ後に見ると、主要登場人部(+狼)の全て描かれているってのがわかったりする(下巻の方)。

さてさて、この後は例によってまたネタバレ容赦なく書くのでそういうのが嫌いな方は、以下は読後に読まれる様。

前編では柴火と伊達順之助の対決が軸になっていたが、今回は来たよやっぱり川島芳子が。しかも登場時の名前は「金壁輝」とキター!知ってる人はきっとここから入る当たり、シビれるだろう。
なんたって満州といったら彼女に触れない方がアレだよなーと思っていたが、やっぱりですよ大当たり。
イチバン舞い上がっていた熱河安国軍司令の頃を舞台に、これまた史実を巧妙に混ぜつつの取り上げ方は中々上手いと思わず感心してしまった。
前編ラストで再起不能かと思った徐舜も、満身創痍ながらしっかりラストまで関わって来る。最後の最後あたりで柴火と共に戦う様になって次に続くのかな、と思っていたのだが残念ながら再び合する事はありませんでした。

いやしかし、個人的にはまだ続編が出るんじゃないかと思っていただけに今回のいちおう決着がついてしまったラストは結構衝撃的だった。ちょっと強引に終わらせてないか感(柴火の手負い具合)が強いんだが。
なんとなく小日向白朗の半生を柴火に辿らせるんじゃないかと思っていたので、ただ1騎でも無事離脱してやがては3千人の手下を抱え奉天襲撃を目論んだりするんじゃないかと期待していたのだが・・・
まあ、オーラスで実は伊達順之助が撃ったのは天でした、で再起させる事も出来なくはなさそうな展開ではあったが。大前門も帰って来たしね。
ま、いちおう終結として、今回読んでいてなんとなくドラマにするなら誰が、というのが何となくよぎっていたので私の勝手な思いつきをつらつらと。勿論異論ありだよ。

柴火は、どうしても多部未華子。もうこれしかないって感じ。私のイメージにぴったりなんだよね。
一言で言うなら「プリっとして、芯が強そう」な感じ。

伊達順之助は、何人か候補はいるが1番で金城武かな。我がイメージの伊達順之助としてはもっと殺伐としているのだが、この小説を再現するとすると妙に冷静かつ人情的なところが感じられるので、そっちを大事にした。
実は阿部寛もかなりアリ、なんだが、どうしても秋山好古のイメージを引きづっちゃうので(特に騎乗シーンとか)、キャラだぶりを避けて見送り。でも、雰囲気はこっちの方が良いかもね。

徐舜は、もうあんまり若くはないんだがキムタク。やたら突っ張って、その割に報われてない感がすごくイメージ通りなので。
「ちょっ、オイ待てヨ」とか言っても許してしまえそうだ。

さて悩んだのが今回大活躍?の川島芳子だ。実は騒々しい感がマチャミなんだが年齢的にかなーり辛い(笑)うえ、どうしても喜劇仕立になりそうなので、もうちょっと若手で、と考えてみた。結局、熱河安国軍制服を着せたイメージがイチバン近いので、綾瀬はるかかなあ。

すげー金かかりそうだが、このキャスティングなら是非見たいと思う。半年引っ張ってくれても良いし長時間ドラマスペシャルでも可。ただ、あんまり映画というイメージは何故か無いんだなあ。

という訳で、人参軍で店を出すなら「金華酒楼」と名付けたい。ではまた!
posted by 紅中兵 at 07:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評・映画評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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